5Gによる変革はもう目の前に来ています。
この記事では、5Gの商用サービス開始で世界はどう変わるのかを紹介します。
5Gとは
何の略

5Gとは(5th Generation)の略です。
つまり、「第5世代移動通信システム」のことです。
現在主流の無線通信システムは4G(第4世代移動通信システム)です。
4大キャリアのスケジュール
4大キャリア(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル)の商用サービス開始スケジュール
キャリア名 | サービス開始時期 | 5G基盤展開率(2024年度末) |
---|---|---|
NTTドコモ | 2020年春 | 97.0% |
KDDI | 2020年3月予定 | 93.2% |
ソフトバンク | 2020年3月頃 | 64.0% |
楽天モバイル | 2020年6月頃 | 56.1% |
基盤展開率とは、全国を10km四方のメッシュで区切り、1つでも5G基地局があるメッシュの割合を示したものです。5G基地局がなければ5G通信はできないため、基盤展開率が高いほど、日本国内のどこにいても5G通信ができます。
ドコモは、2024年度末までの5G基盤展開率が97.0%と最も高く、日本の5G普及をリードする存在になりそうです。
5Gで世界がどう変わる
超高速通信が実現

2時間の映画を数秒でダウンロード、4K・8Kの動画を生配信できるようになります。
超低遅延

遅延は現行の4Gの 1/10 以下になります。
クルマの自動運転や遠隔治療、建設機械の遠隔操作もできるようになります。
通信の遅延が事故につながるサービス・システムを超低遅延によって高い信頼性をもって実現できます。
多数同時接続

平方kmあたりの同時接続数は、現行の4Gは10万台ですが、5Gでは100万台となり10倍となり、一定面積内の同時接続数も飛躍的に向上します。
あらゆるモノがインターネットに繋がるIoT(Internet of Things)を実現するには5Gの多数同時接続は必要不可欠です。
スマホを超えるデバイスが登場

5Gでは、スマホでは表現しきれないほどの情報量の通信が実現し、AR(拡張現実)やMR(複合現実)に対応したメガネ型端末が徐々に普及します。